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地図男 (ダ・ヴィンチブックス)

イメージ: 地図男 (ダ・ヴィンチブックス)
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詳細
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発売日
2008-09-03
作者
真藤順丈
製作
メディアファクトリー
価格
¥ 1,260
ランク
6810
カテゴリ
[ハードカバー] [メディアファクトリー] [ジャンル別]
  • 短い一冊だが、楽しめた。

    幾つかの短い話が入っているという前情報を元に読んだが、あまりその印象は強くなく、全体に一つのストーリーを追っているという感じだった。
    またポップな文体という前情報も、そんな感じがせず、どちらかと言うと文学的で落ち着いた印象を受けた。
    ただ、活字が苦手な人には読みにくいかもしれない。
    文章を目で追うことが楽しい人、また物語を楽しめるにはおすすめしたい。

    一番印象的だったのは、メインになっている少年少女の部分。
    あまりに純粋で、世の中に器用に適合できない様が切なく、不覚にも涙が出てしまった。
    この部分だけ見れば、恋愛小説としても十分に通用するのではないかと思う。
    また冒頭の天才児の部分も気に入っている。その子の親の現代的なリアルさが良かった。

    話の密度に対して短い小説なので、もっと掘り下げてほしかったと思うストーリーがあり、そこは残念なところ。
    続編があれば読みたいと思う。
  • 小さなプロダクションの助監督がロケハンをしている間に、不思議な人物に出会います。国土地理院の発行による大判の詳細地図を携えていて一年中同じような服装をしているのですが、それなりに身ぎれいにしているし、それなりにコミニケーションもとれるのでホームレスではないらしい。助監督があちらこちらで出会うのも不思議なのですが、びっくりするのは助監督が探しているような光景の場所を聞くと、それが都内であれ、地方であれ、たちどころに候補を10箇所くらい挙げてくれることです。しかしもっと不思議なのはその地図帳にベタベタ付箋が貼ってあって、その場所に因む長編やら短編の物語が書き込まれているのです。
     三つの新人賞を総なめしたという作者の話題性にひかれて読みましたが、ウーン、いまいちかなという印象です。確かに冒頭紹介したような設定は少しカフカ的で新人賞向けの斬新さはありますし、この地図男が書いた物語に出てくる主人公達、頭に浮かぶまま作曲できる天才幼児、いろはかるた取り対決など不思議な23区対抗戦に出場してくる達人たち、メインエピソードになる恋物語の主人公、暴力的な衝動をもったムサシと常に体を動かしていないとならないアキルなどもそれぞれにカフカ的な不条理を背負った人物が造形されています。しかもそれらの独立したような物語が実は接点を持っていて、さらにこれらの物語と作者の地図男の接点の謎を読者となった助監督が解き明かそうとする複雑な構造で、このあたりが真面目な新人賞審査員の評価をあげたのでしょうが、私達きままな一般読者からすれば、少し向こう受けを狙い過ぎという印象がありました。
  • 特につまらなくはないけど、特におもしろくもない作品
    地図男をもっと魅力に溢れた人物にして欲しかったです
    ストーリーの作り手としての地図男は、淡々とし過ぎているように感じます
    著者はキャラの表面的なストーリーしか考えてなかったのではと疑いたくなってしまいました
  • テーマや設定が奇抜なだけで、ストーリーは中途半端なところで次のエピソードへと移り変わって行きます。
    地図男のキャラも作中では活かしきれてないように感じました。
    この小説は著者が頭で思いついたアイディアを並べているだけで、キャラには感情の起伏も深さも感じることができず、作品の中に非常に入りにくいです。
    メディアでは3つの文学賞を受賞したことで注目されていますが、これが実力なら大したことないと思います。
  • 発想はすごいなぁ〜と思う。
    地図の余白にその土地土地の物語を紡いでいく。
    余白で足りなかれば、色んな紙に書きまくり
    物語を完成させていく。
    誰に向けて書いているのか、
    誰に向けて話をしているのか、
    その辺をメインに進んでいくのか、と思いきや、
    どちらかというと、その地図男が紡いだ物語の方に重きが置かれているのかな。
    確かにその挿話も面白いし、
    これをもっと膨らませて書くことも面白いかも、と思う。

    が、
    肝心の地図男の話が、この挿話に何だか負けてしまっているような気がして
    何だかもったいなかったなぁ〜。

他にこんなのは如何ですかな?

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