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- 発売日
- 2008-08-21
- 作者
- 桑野淳一
- 製作
- 彩流社
- 価格
- ¥ 1,890
- ランク
- 248512
- カテゴリ
- [ハードカバー] [彩流社] [ジャンル別]
- 旅行作家の紀行文なので、最初はちょっとのりにくく感
じます。しかし、著者の様々な推論が入ってくると次第に
目が離せなくなってきます。
越後の毒消し売りという行商は、単に行商だけではなく
時には佐渡おけさを歌い、時には客の家に泊り込んで家
事労働を手伝うという付加サービスがついたからこそ栄え
たという著者の見立ては、間違ってないでしょう。また、こ
の毒消し売りの村が戦国の武将・朝倉義景の家臣達によ
って造られた、あるいはここが戊辰戦争で敗れた長岡藩
の隠し港であったかもという著者の仮説は、正否は別にし
て興味深いものではありました。
先日観た『越後つついし親不知』(今井正 1964)という
旧作映画では、主人公(佐久間良子)は母親と共に行商
をしていて、それが後の悲劇の伏線になっていました。と
ころが、本書での記述された行商にはそういう暗さが全く
ありません。著者の人柄によるものなのでしょう。そこにも、
好感が持てました。
他にこんなのは如何ですかな?
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