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- 発売日
- 2007-06-05
- 作者
- ミッシェルサヌイエ
- 製作
- 白水社
- 価格
- ¥ 6,825
- ランク
- 600159
- カテゴリ
- [ハードカバー] [白水社] [ダダ] [シュルレアリスム] [文学] [評論] [全般]
- 最近1979年版を図書館で借りて読みましたが、まさか今年に約30年を経て新装版が出ていたとは知りませんでした。非常に嬉しいです。
これを読むまで「パリ・ダダ」は、チューリッヒやNYやドイツと比べ、何だかお固くて真面目くさっている、いわゆる「シュルレアリスムの前身」でしかなく、あまり興味を引くものではないと勝手に思い込んでいましたが、なんのなんの。
確かに他の都市と比べてずっとお高くとまっている感じは(ブルトンを初めとして)あるものの、そのある種手馴れて洗練されてきた方法、出版物や宣言集会やマチネやソワレや示威運動の数々に反映されているのはまぎれもなく「ダダの精神」の一形態であり、大変意味あるそして刺激的なものだったということを知りました。
また、ツァラやピカビアを「ダダの正統派」とすれば、ブルトンら「リテラチュール」組は「ダダのフランス的形態=シュルレアリスム」(サヌイエ)であるという視点、この両者の対立と運動内での葛藤もとても興味深かったです。
ダダやシュルレアリスムはもちろん、フランス文学史、現代美術に興味のある方、また破壊衝動とフラストレーションに満ちた若い表現者にぜひおすすめしたい本です。分厚い学術書といった感じを与えているかもしれませんが、ツァラの言葉を借りれば「芸術は、ぜったい、生真面目なものじゃあない」のです。クスクス笑いながら夢中で読めますよ!
他にこんなのは如何ですかな?
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