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- 発売日
- 2008-09-09
- 作者
- 安西徹雄 シェイクスピア
- 製作
- 光文社
- 価格
- ¥ 540
- ランク
- 38730
- カテゴリ
- [ペーパーバック] [光文社] [シェイクスピア]
- 安西徹雄氏の遺作です。最後まで挑戦心に溢れていた訳者・演出家であったと思います。「解題」(211頁)によると、冒頭の一幕一場の魔女たちの“Fair is foul, and foul is fair”という台詞は当初「きれいは きたない、きたないは きれい」と訳されていたそうです。しかし、初校の著者校では「晴々しいなら 禍々しい、禍々しいなら 晴々しい」と訂正されており、これが採用されました。多少言いづらく、「きれいは きたない」と比べてどこか歯切れが悪くなったような感じがします。しかし、よく知られた「きれい」=「きたない」という動かしがたい等号の関係が崩れています。この条件の形になった結果、「晴々しくないなら ・・・」そして「禍々しくないなら・・・」と新たな思考の余地、あるいは思考の可能性といったものが生まれたように思われます。「きれいは きたない」という断定的なワン・フレーズを退けたことで、我々は別の可能性の存在を探ることができるようなったと思います。
他にこんなのは如何ですかな?
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