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汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座

イメージ: 汎用Linuxボードを使った開発で学ぶ 組込みLinux基礎講座
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詳細
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発売日
2008-07-16
作者
コレガボードビジネスプロジェクト
製作
アスキー・メディアワークス
価格
¥ 2,940
ランク
99926
カテゴリ
[モバイル] [iモード] [Linux] [その他] [Refinements]
  • 学習本というよりは、コレガ社汎用Linuxボード製品用のチュートリアル本と考えた方が良いです。「組み込みLinuxを学ぶ」というよりは、あくまでも「とりあえず手を動かして組み込みLinux製品を作ってみる」ということだけに主眼が置かれているのでしょう。ですので、ちゃんと自分のやっていることを理解しながら手を動かしてみたい人にとっては、副読本が不可欠です。

    全体に渡って組立時の写真や画面キャプチャが多用されているため手順はわかりやすく、この本に従っていけば、確かに「ネットワーク対応MP3プレーヤ」が作れます。しかし、組み込み Linux を基礎から "学びたい" 人にとっては、全体的には不親切な構成かと思います。なぜなら、文章が図の補足程度しかなく、「これは何か」「何のためにこうするのか」という説明にはほとんど言及されていないからです。このため、文章内容の流れ/脈絡も今ひとつ、行間への想像力も及びにくいという印象を受けます。

    致命的なのは、一冊を通して説明されている、プレーヤを作成していくための必要環境(部品類)が、どこにも適切にまとめられていないことです。冒頭に「必要な開発環境」まとめがあるものの、作成工程中で冒頭に書かれていなかった、「ユニバーサル基板」「R232C コネクタソケット」「その他各種スペーサやソケット部品」などの必要物品が突然要求されます。これでは、あらかじめすべての必要物品を用意してからチュートリアルに臨むことができません。この本のチュートリアルにチャレンジしてみようという方は、まず、本を片手に秋葉原などに行って、片っ端から載っている部品を買い集める必要があるでしょう。

    また、読み終えてみて、タイトルの「基礎」は「組み込みLinux」全体にではなく、「Linux」にかかっているウェイトが大きい、という印象を受けました。「TTLレベルの信号」「取り込みのクロックを立ち上げる」などの組み込みに近い言い回しは説明無しで次々と登場するのに対し、Linux 操作に関しては OS インストール手順から vi の操作まで画面キャプチャを多用した比較的丁寧な説明になっているためです。そもそも「組み込み」の感覚をある程度理解している読者を想定しているのかも知れません。サーバ Linux やデスクトップ Linux 環境にある程度慣れた方が組み込み Linux に手をつけてみるというシーンにおいては、物足りなさの残る内容だと思います。

他にこんなのは如何ですかな?

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