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- 発売日
- 2008-01-16
- 作者
- 菊池寛
- 製作
- 岩波書店
- 価格
- ¥ 693
- ランク
- 120840
- カテゴリ
- [ペーパーバック] [菊池寛] [ノンフィクション] [全般] [文学] [評論]
- まず、「半自叙伝」は菊池寛が文藝春秋社を立ち上げるはるか前、彼が一人前の作
家にようやくなったところまでを書いたものです。
で、「無名作家の日記」は、菊池寛が京大に在学していたときのことを書いたもの。
恩師である上田敏と友人の芥川への鬱屈した感情を赤裸々に書いているため、これ
を読んだ知人が心配になって菊池寛に大丈夫ですかと聞いたほどの内容です。彼の
怒りや焦りが全編にわたって書かれています。上田敏に対しては自分が文壇に出る
ための助力をしてくれないことへの失望、とことん傲慢でいやなヤツとして描かれ
ている芥川に対しては、嫉妬と反発といったようにです。ただし、菊池寛の伝記的
事実を私はあまり知らないので、ほんとのところどうだったかはわかりません
が・・・
また、これらとは別に上田敏と芥川について、彼らが亡くなったあとに書いたもの
も収録されています。「無名作家の日記」とは違い(菊池寛的には「無名作家の日
記」はただのフィクションらしいので)この二人に対する強い愛惜の念に満ちた文
章です。上田敏がその功績や資質が正しく評価されず晩年は不遇であったこと。芥
川については、彼が自殺する直前、何度か菊池寛と話そうと彼のところを訪れたり
していたけど果たせず、菊池のほうは忙しさにかまけてそのままにしていたそうで
す。だからなおのこと芥川の自殺は菊池寛にとってかなりショックだったでしょうね。
他にこんなのは如何ですかな?
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